大気中の水分の表し方
P.34の中央から下は4-1.3.5「大気中の水分の表し方」となっている。気象学で重要な、水蒸気圧、比湿、混合比、相対湿度、露点温度、湿数の定義が示される。
この式の展開のうち、分子である水蒸気密度が0.622eとなることは分かりやすいが、分母の式は直観的でない。順に考える必要がある。
であり、乾燥空気の密度は、
である。湿潤空気の密度は、混合比の定義から次の式であらわされる。
以上準備した式を組み合わせると、湿潤空気の密度は、ε=0.622を代入すると、以下のようになる。
かなり回り道をしているようだが、このように展開すると理解できる。 |