病気見舞いの花束 ここまで、手元にある記念のものを、最近撮影した画像で紹介してきた。今回は、その場限りとなった記念品を紹介しよう。
訳者は2007年の秋に体調を崩した。朝、肩と腰を中心とした部分の痛みがひどくて、起き上がることすら困難な状態になってしまったのだ。最初は、わずかな痛みだったのが、日を追うごとにものすごい痛みとなり、朝、ベッドから起き上がることができなくなった。1時間ほど体をもみほぐした後でも、ズボンをはいたり、靴下をはいたりする動作が、こんなに大変なものなのかと思い知らされた。
当時、「訳者もついに40肩、50肩の歳になりましたね」、といって、まじめに取り合ってもらえないことが多かった中で、医者に行くことを勧めてくれた人のことは今でも忘れない。その一人は身内の一人娘であり、自分の通っている病院のかかり方を紹介してもらった。もう一人は医者に掛からないと失明の危険すらあることを、親類の例を挙げて指摘し、医者に行くことを強く勧めてくれた同僚の一人である。
闘病中にも、かえって国内の遠くの同僚がいろいろ心配してくれた。それらの方々にも恩義を感じている。一方、アメリカの同僚に話をしたら、AFTEからのお見舞いとして、この花束が届くところまでになった。この花束を受け取った時の喜びは大きく、力をもらった。
当時、家内も白内障と緑内障を患っており、治療薬の副作用で大腸にも異変をきたしていた。
そのような事情から、この花束には、このような手紙が添えられていた。 |