これは、ＡＦＴＥ（銃器工具痕鑑識者学会）の創立20周年を記念して製作され、予約販売されたペーパーウエイトだ。1989年4月に、アメリカ合衆国バージニア州バージニアビーチ市で開催された第20回記念ＡＦＴＥセミナーの会場で配布された。

　クリア・カスト（Klear Kast)というポリエステル樹脂にＡＦＴＥのピンバッジと薬きょうの頭部（底部）付近が埋め込まれている。ＡＦＴＥピンバッジは黒の地に比較顕微鏡の光路図をデザインしたＡＦＴＥのコーポレートシールが入り、その周囲を「ASSOCIATION OF FIREARM AND TOOL MARK EXAMINERS」という学会名が囲み、時計の6時の位置に、学会の創立年であり1969が浮き出しプレスされて、浮き出し部は銀色をしている。

　一方、20周年記念のペーパーウエイトに埋め込まれたピンは青地で、浮き出し部は金色となっている。また、時計の6時の位置には20年の経過を示す「1969-1989」が浮き出しプレスされている。

　薬きょうは、38SPL/357Magの黄銅薬きょうに「A.F.T.E.　1969-89」のきょう底刻印がスタンプされている。

　横から見た薬きょう。

　薬きょうとピンバッジの配置状況。

　ピンバッジ側から断面を見たところ。

　収納するポリ袋にはKLEAR KASTを示すシールが貼付されている。