シカゴ警察 クリップ
AFTEの2011年シカゴ大会の初日に、参加登録者は361名で、アメリカ以外の出席者が23か国44名であるとアナウンスされた。参加登録者の12%がアメリカ以外ということになる。訳者が参加し始めた25年前は、アメリカとカナダ以外の出席者は数か国から合計数名程度であり、参加登録者の1%程度であったと思う。そのため、国外の出席者は珍しがられたものであった。
25年前は、アメリカ以外の出席者が少なかっただけでなく、アメリカ国内の出席者の中でも有色人種の割合は極めて少なかった。最初は、それに気づかなかった。その頃でも、黒人の警察官はいたのだが、鑑識部門で働く黒人や南米系の警察職員の数は少なかったのである。
若い世代が増加するに従い、当然のことながら古い世代は引退し、もはや出席しなくなる重鎮たちも増加している。毎年、旧知の顔を探しては、もはやその顔を見られなくなったことを確認して、寂しさを感じるようになっている。
このシカゴ警察のクリップは、25年前から訳者に親しく話しかけてくれた、現在は名誉会員となっている大御所が、2011年のシカゴ大会の際にプレゼントしてくれたものである。引退した訳者にとって、お返しするものは何もないが、ぜひ取ってくれとのことだった。
お札をポケットに入れる際に束ねるために使うクリップであることも説明してくれた。日本では、そのようにこういったクリップを使っている人は少ないだろう。 |
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