訳者は、すでに紹介したように（AFTE1993 講演記念楯）、１９９３年５月１７日から２１日にかけて、アメリカ合衆国ノースカロライナ州ローリー市で開催されたＡＦＴＥの第２４回セミナーに参加した。今回は、その参加記念に配布されたマグカップを紹介しよう。

　 　明るいスレートブルーの陶器のマグカップを右手に持つと、円の中にＡＦＴＥのコーポレートシールに類似した図案が描かれ、円の外皮には、第24回年次セミナー、ローリー、ノースカロライナと書かれ、円の下に開催年が１９９３と書かれている。文字や図案も、カップと同系色のダークスレートブルーである。ＡＦＴＥのシールの下の方に書かれているのは、その設立年の１９６９であり、シールをパロディー化したようにも見える。

　マグカップを左手で持つと見える部分には、円で囲まれた中心部にノースカロライナ州の地図と、SBIの太い文字が描かれ、その上に司法省と、その下には五光星が３個書かれている。二つの円の間の上の部分には、州の名称のノースカロライナと書かれ、下には州捜査局と書かれている。

　SBIは、連邦政府のFBIに相当する州の組織で、地元警察の要請に基づいて、殺人、強盗などの重大犯罪の捜査を行うとともに、州内の広域犯罪や、麻薬、放火、選挙違反、児童虐待などの捜査を行う。ノースカロライナ州では、SBIの本部はウェイク郡にあるが、その犯罪捜査研究所はローリーにある。

　ローリーで開催されたＡＦＴＥの第２４回セミナーは、SBIの犯罪捜査研究所がホストで、同研究所のダグラス・ブランチが大会長を務めたことは、以前紹介したとおりである。

　

　青いマグカップはお気に入りのものとなり、ついこの間まで自宅でコーヒーを飲むのに愛用していた。この記事を書くため、きれいに洗ったところである。　

　カップの底も、糸底の部分を除くとスレートブルーに着色されている。大分使い込んだので、糸底の部分は茶色く変色してしまった。