訳者の私的画像集44


マグカップ・コレクション9 イリノイ州警察のマグカップ

 アメリカは、待遇の良いところを求めて転職することは当たり前の社会である。これは、営利を追求する民間会社だけの現象ではなく、警察でも、特に技術職員の間では普通である。自分の技量に見合った高い報酬や地位を求めて、時には州をまたいで異動することも普通である。特に技量の高いものは、州から連邦へと移る人もいる。ただ、連邦の職員となると、それまでの州の職員だった時ほど親しみを持たれなくなることもあるのだが・・・。そのため同じ方から、異なる警察の記念品をいただくこともあり、後になって誰から頂いたものか混乱することがある。

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 これまで、記念品をいただいた相手やシチュエーションを忘れてしまうなどとは思っていなかったので、うかつにも記録などは一切残さないできた。しかし、年月がたち、歳をとると、こんなにも忘れてしまうものかと焦っているところである。このイリノイ州警察のマグカップも、頂いた相手とシチュエーションに関して自信がなくなっている。

 イリノイ州警察の記念品については、すでにジッポー・ルールを紹介している(イリノイ州警察ジッポー・ルール)。このマグカップは、それとは別の時に頂いたものと記憶しているが、それがどんな時であったか覚えていない。

 このマグカップは、訳者のコレクションの中で最も背の高いカップである。高さが11.8 cmもある。濃紺の陶器のカップで、右手で持つと、盾の形に白く染められた部分の上下に「イリノイ州警察」の文字が抜かれており、中央にイリノイ州の地図、その地図の中に「法科学」と顕微鏡の図案が白く染められている。

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 左手でマグカップを持って見える部分には、何も描かれていない。

 

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 マグカップの底も、糸底の部分を除くと、濃紺に着色されている。

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 この濃紺のマグカップは、見た目に高級感があり、飾っておくには最適だ。ただ、コーヒーを入れて飲む際に、その色が分かり難いのは、黒いマグカップ同様だ。また、このカップの容量は、日本人には多すぎるかもしれない。このカップも、これまで使わずに食器棚に飾ってあった。

 
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