訳者は1989年の秋に、アメリカ合衆国イリノイ州のイースト・アルトンにあるウインチェスターを訪問する機会を得た。その時の記念品については、すでに紹介している（ウインチェスターの最強マグナム装弾）、（ビールジョッキ・コレクション１　　　ウインチェスター・マグナム・ビールジョッキ）。

　その時はすでにコーヒー党となっており、アメリカ滞在中はコーヒーを多飲し、マグカップの収集という趣味があることも知っていた。そこで、ウインチェスターの土産物店にこの真っ黒な陶器製のマグカップを見つけ、購入して帰った。

　マグカップを右手で持つと見える部分には、オーリンの社名の頭文字「Ｏ」をデザインしたマークが赤と金で描かれ、オーリンの文字が金色で書かれている。

　マグカップを左手で持つと見える部分には、４個の異なる口径の実包の金色の図があり、その下にウインチェスターの文字が赤で書かれている。

　それぞれの実包の口径についてうんちくを傾けることはできないが、口径0.22インチから口径0.50インチのものを並べているのであろうか？

　

　真っ黒なマグカップは、飲用というより装飾用だろう。カップの上下付近には、金色の線が１本ずつ入っていて、高級感を醸し出している。 　

　これまで、一切使わずに食器棚に飾っておいた。 　

　カップの底も、糸底の部分を除くと黒く着色されている。糸底の内周部分に沿って、MADE IN ENGLANDの浮き出し文字が見える。