訳者の私的画像集38


ビールジョッキ・コレクション1   ウインチェスター・マグナム・ビールジョッキ

 1990年の秋に、イリノイ州のイーストアルトンにあるウインチェスターの実包工場を訪れたことはすでに紹介した(ウインチェスターの最強マグナム装弾)。緑に囲まれた工場の一角には、お土産店があり、ウインチェスターに関連したグッズをいろいろ販売していた。そこで、お土産として購入したのが、このウインチェスターの散弾実包をデザインしたビールジョッキである。

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 赤く着色された硬質樹脂製で、全高15 cm、きょう口部の直径8 cm、きょう底部の直径9 cmの特大の散弾実包の形をしている。

 右手でジョッキを持つと、赤いきょう体部に黒で書かれたウインチェスターと、同じく黒い四角に囲まれたAAプラスの黒い文字が見える。きょう底部が黄銅色をしているが、もちろん樹脂製である。ウインチェスターの黄銅メッキしたスチールベースの薬きょうをモデルにしている。

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 左手でマグカップを持っても、見える姿は同じである。ジョッキの深さは約 13 cmで、内径7.5 cmであるから、計算上は574 ccの内容積がある。ビールの中壜を泡立てて注ぐことが可能である。

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 きょう底面には、登録商標の「ビッグ・ショット(BIG SHOT)」の文字と、ジョン・ホール・プラスチック(JOHN HALL PLASTICS」及び「アメリカ合衆国テキサス州アルヴィン(ALVIN TEXAS U.S.A.)」と浮き出し文字で書かれている。

 きょう底の中央部にある雷管の真ん中には、なんと撃針痕の凹みがある。

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 断熱性がよい材料で作られていることから、中に注いだビールは温まりにくいかもしれない。しかし、プラスチック製の容器からビールを飲んでもおいしくないと思う人が多いだろう。

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 このビールジョッキは、お土産用としてまとめて購入した。その時の段ボール箱の文字が書かれた部分だけが保存してあった。「散弾実包マグ、6マグ 容量18オンス」と書かれている。EQ.はイクイヴァレントの略で、等量を意味する。18オンスと等量ということになるが、薬量を示すドラム・イクイヴァレントを連想させるお遊びだろう。

 半ダース入りの箱で買ったことになる。今手元には1個しか残されていないが、差し上げた人たちは、これをどうしただろうか?ペンスタンドにでも使用しただろうか?ちなみに、訳者もこれでビールを飲んだことはない。

 なお、18オンスは532 ㏄となり、先ほど計算した容量より若干少ない。

 
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