海外の学会に出席すると、アジア人同士は互いに親近感を感じるものである。ここで紹介するキーホルダーは、２００３年９月２３日から２７日にかけて、トルコのイスタンブールで開催されたヨーロッパ法科学会（European Academy of Forensic Science (EAFS)）で知り合ったマレーシア警察の警察官の方から記念に頂いたものである。

　鮮やかな青色をした四角い軟質プラスチックのタグの付いたキーホルダーで、タグにはマレーシア警察の記章が白でプリントされている。マレーシア警察の記章のバックは青色とされ、このプラスチックのタグの色も記章の一部である。青色はマレーシアの国民を示している。

　表も裏も同一の記章である。下のリボン状の旗にPOLIS DIRAJA MALAYSIAと書かれており、これは、英語ではRoyal Malaysia Police Forceとされている。中央に虎の頭部が描かれ、その後方にクロスした短剣（クリスとイラング）が描かれている。一番上の部分に王冠が描かれ、その中には右から左にアラー、ムハンマドと書かれている。

　互いに組織が多きく、同じ人に２度と会うことは極めてまれであり、この方ともその後会うことはなかった。

(2011.6.20)