訳者の私的画像集64


インディアナポリス州警察の消しゴム

 しばらく前にインディアナポリス警察が広報用に作成したキーホルダーを紹介した。(キーホルダーコレクション3 インディアナポリス州警察のキーホルダー)。その際、「カクテルグラスが描かれ、オリーブを刺した楊枝の代わりに、車を刺したスティックが描かれている。スティックの頭に髑髏がデザインされている。真意は分からないが、交通違反車両の取り締まりをイメージしているのであろうか?」と書いたが、その後、家の中でインディアナポリス警察が広報用に作成した消しゴムを発見した。

IndianaStatePolice_Eraser1.jpg

 この白い消しゴムには、以前紹介したキーホルダーに描かれていたものと同じカクテルグラスが青く描かれていた。そして、そのカクテルグラスの上には、「飲酒運転」、下には「消し去ることのできない過ち」と、やはり青い文字で書かれていた。

 このことから、あのキーホルダーも飲酒運転防止の啓発用に作成されたものと了解した。

IndianaStatePolice_Eraser2.jpg

 消しゴムの裏面には、この消しゴムを提供した団体名が青い文字で列挙されていた。それらは、
  インディアナ州警察
  インディアナ州高速道路局交通安全部
  運輸省高速道路安全局
となっている。

IndianaStatePolice_Eraser3.jpg

 この消しゴムは、断面が平行四辺形で、厚さ8.0 mm、幅24,4 mm、全長60.0mmである。

 今から17年前のAFTE25周年記念インディアナポリス大会の折に入手した記念品で、文房具を入れた引き出しの中に入れている間にだいぶ汚れてしまったが、「消し去ることのできない過ち」を消しゴムに掛けて啓発活動に利用したアメリカの行政当局のセンスを紹介する。

(2011.6.21) 

 
<< 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 >>

訳者の私的画像集 目次に戻る
隠れた証拠に戻る