訳者の私的画像集69


ネームホルダーコレクション1 AFTE2011シカゴ大会

 AFTEの年会では、例年参加登録者に会場の通行証が渡される。それは、通常首から下げる小物入れに挿入されている。この通行証を首から下げていないと会場には入れないことになっている。また、会場内で会員相互の情報交換をする際に、名刺交換をしなくても相手の身分や所属を知ることができることから、このネームプレートは大変便利である。

 この種のネームプレート入れは、多くの会議や学会で出席登録をすると渡される。国内の学会では、ブランクのネームカードを渡されて、それに自分で記入して胸のポケットに挿すだけの場合もある。印刷されたネームカードが配られ、それを透明の軟質プラスチック製ホルダーに入れて、首から下げるものが多いだろう。

 AFTEでは、以前から小物入れを兼ねた、しっかりとしたネームプレートホルダーが配布されてきた。それは、参加した会員の便宜を考慮しているからである。このような小物を記念品としてすべて保存しておくことはできなかったため、残念ながら過去の年会のホルダーは現在ではほとんど残っていない。

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 これは、AFTE2011シカゴ大会のネームプレートホルダーと、そのホルダーに入れて使用するメモ帳である。メモ帳も一緒に配布されたのは、今回が初めてのように思う。

 この首から下げる小物入れは、青いナイロン繊維製で、正面上部のフタ部分に黒で「AFTE」とプリントされている。正面下部には透明な窓が開いており、そこにネームプレートが挿入されている。ネームプレートには、AFTEの正式名称、42回のシカゴ大会、登録者名、所属、所在地が表示されており、左下にAFTEのシールが、右下にシカゴ大会のマークが印刷されている。

   小物入れのフタはベルクロで閉じられる。フタを開けると、中は合成皮革の内袋となっている。その内袋の前にはファスナーの付いた収納部分があり、ネームプレートの収納部と合わせて、全部で3か所の収納部分がある。

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   フタを開けた部分の収納には、メモ帳を、ファスナー付きの収納部分にはランチのチケットやチャレンジコイン、ホテルのルームキーなどを収納するとよいだろう。

 AFTEではランチやバンケットの食事券が登録時に配られるが、それを持っていないと食事ができない。服のポケットに入れておいてもよいのだろうが、この小物入れにまとめておくと、これさえ持っていればよいという安心感がある。そもそも、ネームプレートがないと原則として会場に入れないのだから。ただ、実際には出席者は皆顔が知れた仲間であり、よほどのことがないと入場を止められたりはしないだろう。

 上の写真には月曜日のランチチケットが写っている。実は、今回はランチチケットは回収しなかった。厳しくチケットを回収する年もあれば、そうでない年もある。会の参加登録料にランチとバンケットの料金が含まれており、ネームプレートを首から下げていれば、ランチチケットは別に必要ないのかもしれない。

 ただ、そのように油断していて、ホテルの部屋に置き忘れたランチチケットを取りに戻ったことも何回かあり、この小物入れにランチチケットを入れておくと安心だ。

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 このネームホルダーには、大会における役割を示すリボンを付けることになっている。訳者は講演者だったので、スピーカーの青いリボンだった。大会主催者側の、大会長やモデレーターは赤のリボンだったと思う。テクニカルアドバイザーやイグジビターなどのリボンもある。

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 小物入れの裏側には小物入れが一つとペンホルダーが2本分付いている。この小物入れも中国製だった。

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 付属のメモ帳は便利なもので、情報交換中に備忘録として重宝した。このメモ帳はアメリカ製で、全天候型と表示されている。雨天でもメモを取ることができるすぐれものである。また、裏表紙にはインチとセンチメートルのスケールが印刷されている。最大4.25インチと11 cmまでの長さの計測ができる。

 アメリカの犯罪捜査TVドラマを見ると、刑事がこのサイズのメモ帳を使っているのを見ることがある。6月23日に、ピーター・フォークが83歳で亡くなった。そう、あの刑事コロンボが手にしていたメモ帳もこのタイプのものであった。

(2011.6.26) 

 
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